素材

 1

 場所:高知県梼原町 マルシェ・ユスハラのワラの内装の木

 やはり木が落ち着く。

 工夫して木を使用すれば、モダンなかっこいい空間にもなる。

 木のもつ優しさを感じられる空間が暖かくていい。

 この空間に天井の木がなかったらどうでしょう?


 2

 場所:高知県梼原町 マルシェ・ユスハラのワラの外壁

 自然素材はいい。

 ワラはほんわかと素朴な表情を造ってくれる、暖かい素材。

 優しい気持ちになります。


 3

 場所:新潟県 カトリック新発田教会の丸太組

 まっすぐに、平らに加工した木組より、

 本来の木の姿に近い丸太組はより生命力を感じさせる。

 力強い中にも、包み込むような優しさ、

 自然素材の手作り感のぬくもり など魅力にあふれる。

 手間はかかるが、価値のある存在。


 4

 場所:岡山県に多く見られる、焼き杉の外壁

 杉を焼いて、表面に炭化層をつくることで、

 火に強く、劣化を抑えてくれる。

 見た目にも黒くてクールでかっこいい!!

 素材は木だから、冷たすぎず、表情のある素材。


 5

 場所:熊本県 熊本県立美術館の入り口の取っ手

 やはり木が好きだ。

 その優しいさわり心地、見た目にも優しい。

 加工して、角のない愛嬌のある四角形の取っ手


 6

 場所:岐阜県高山市清見町 オークビレッジの土壁

 土壁は優しい表情を造ってくれる、暖かい素材。

 


 7

 場所:静岡県 秋野不矩美術館のワラ入りの床

 白いモルタルの中にワラを混ぜ、素朴な床の誕生。

 


 8

 場所:栃木県 馬頭町広重美術館の和紙壁

 やわらかくて、暖かい。

 光を通すことでより奥深い存在となる。

 この暖かいぼんやりした明かり、写し出される影は

 日本の忘れてはいけない文化の一つ。


 9

 場所:京都府の竹の塀

 アルミフェンスと比べたらどんなに味わいのあることか。

 自然素材なので、時と共に経年変化していく。


 10

 場所:京都府 桂離宮内の石段

 石はナチュラルな表情がありながら、

 劣化しにくい優れた素材。


 11

 場所:京都府 桂離宮内のあられこぼし

 石の形に合わせてうまく石を敷き詰めてできた床。

 なんとも豊かな表情があっていいが、大変そう。

 


 12

 場所:神戸市北区山田町 箱木千年家の茅葺き屋根

 茅葺き屋根はその優しい表情から、

 とても親しみがもてる。

 ただ手入れが大変そう。


 13

 場所:東大阪市 旭町図書館の杉板型枠のコンクリート

 ただのコンパネ型枠のコンクリートだと

 冷たい印象になるが、杉板を型枠とすることで、

 木の表情がコンクリートに写し出され、暖かい表情になる


 14

 場所:千葉県長生郡 museum as it is の銅板の引き戸

 錆びた銅は銅褐色に変色し、自然にとけ込む。

 アルミやステンレスなどは寂びないので

 人工的な感が強いが、鉄や銅は錆びることで、

 自然に近づく。


 15

 場所:京都府 桂離宮内竹とワラの塀

 自然素材をうまく利用すれば、味のある塀になる。

 


 16

 場所:京都府 修学院離宮内の竹の柵

 アルミフェンスなんてやめて竹のフェンスにすれば、

 街の風景も和らいでいくのではないだろうか。


 17

 場所:栃木県宇都宮市 大谷地方でとれる大谷石。

 大谷石は火山噴火により堆積した凝灰岩 で 、

 他の石と比べ柔らかく 暖かい風合いを持っている。

 話によると、リラックスや音響、ワインやチーズの熟成、

 など様々な効果があるらしい。


 18

 場所:東大阪市 旭町図書館の土・石入りモルタル

 ただのコンクリートだけでは味気ないので、

 土ぽい表情で色をだそう。